2008年10月24日金曜日

理科室&算数の授業

私の所属するコンポンチャム小学校教員養成校にも、やっと理科室ができました!とはいえ、まだ臨時の教室です。これから、新しい教室が立つようで、それができるまでの間の教室です。
なんと、図書館の会議室みたいだったところをもらいました。
だから、奥の方は、図書館になってます。

でも、椅子や机は、新しい真っ白のものを入れてもらいました。(ベルギーの支援だとか)あわせて、この10月に、JICAから実験道具もたくさん買ってもらいました。
まだ、整理途中なのですが...。
これで、いちいち理科の実験道具を持ち運ばなくてもよくなりました。あと、グループ学習もとてもやりやすくなりました。私は、毎日のように教室の掃除をしています。頑張って、はやく教室を整理したいと思います。

それから、10月の新学期にあわせて、算数も少し教え始めました。
ちょうど今の単元が、正方形のところだったので、三角定規や分度器、コンパスを使って正方形を描く授業をさせてもらいました。

これも、JICAから買ってもらったものです。
さて、学校の学生に正方形を描いてもらったら、意外にも、みんなあまり三角定規や分度器を使い慣れていないのにびっくり。
日本では、図形の学習の時、1ミリでも1度でも違うと、バツ(×)をされてしまいますが、カンボジアの国民性でしょうか?きっちり描くということに慣れていない気がしました。
逆に、日本できっちり教えていることの素晴らしさにも気づかされました。
どっちがいい悪いではありませんが、答えは一つしかない算数のよさがそこにあるようなきがします。(きっちり描くところに...)

ということで、10月の新学期から何かと忙しい毎日を送ってます。カンボジアに来て、少しは、ゆっくりできるかなーなんて考えてたことが...。
まあ、でも今の私の目標は、「カンボジアの人のために、どれだけ役に立てるか!」なので、とにかく精一杯がんばります!!!!

2008年10月17日金曜日

ボートレース&灯籠流し

10月14日(火)きれいな満月の日でした。
その日、私の住む町コンポンチャムでは、メコン川で、お昼にボートレース、夜には灯籠流しが行われました。
ちょうど、お昼休みの時間に行われたボートレース。長いボートに40人ぐらいの人が乗り込み、ボート競争をします。このボートレースは、地方予選です。この予選で勝ったチームが、11月11日から3日間の間の水祭りの期間に,決勝戦が行われ,カンボジアの一番強いボートチームが決まるそうです。
残念ながら、お昼休みだったので、カメラを持ち合わせてなくて写真を撮ることができませんでしたが...。とにかく、川沿いは,お祭りムードでした。車やバイク、自転車などが入れないよう交通規制をしており、たくさんの出店が出ていました。
まさに、日本の花火大会のような雰囲気でした。
また、ボートのチームは、同じ職場の人たちが出ていたりして,その応援にも熱が入っていたようで、とっても楽しそうでした。ちなみに、私も、どこか分からないチームでも、ついつい熱が入ってしまって、熱い応援をしてしまいました。


そして、その日の夜は、同じくメコン川で灯籠流しがありました。同じ学校の先生に連れて行ってもらいました。昼間と同じく、川沿いには、たくさんの出店。そして、たくさんの人。
私たちは、「きずな(絆)橋」の上から灯籠流しを見学しました。この写真は、その橋の上から撮った写真です。
右端に見えるのは、なんと観覧車です!でも、日本のと違って、ガラスなどのない吹きさらしの観覧車です。大きさもそんな大きくないのですが。しかし、きれいにイルミネーションが見えるところは、すごいですよね。さすが、コンポンチャム。少し、都会的な香りがします。そして、何より楽しかったのは、花火です。
日本の花火大会のように、バンバンあがりませんが、時々忘れた頃に、バーンとあがってくる花火に思わず、周りにいた小学生と一緒になって「ウォーーーーー」と叫んでしまっていました。日本で、「夏」と言えば、「花火大会」です。今年は、見れないなーとちょっと残念がっていたのですが...何と,カンボジアでもみれるではないか!!と感動でした。
ちなみに、私があまりにも興奮して叫んでいたので、それを見ていた同じ学校の先生は、大笑いしすぎてお腹が痛いとまで言ってました。そして、自分で気がついたのですが、やはり、私のテンションは、小学生並だと。だって、周りで大きな声で叫んでいたのは、私とその周りの小学生ぐらいでしたから...。どこの国でも、小学生のテンションは変わらないんだなと思ったし、同じように楽しめて、やっぱ子供っていいなーと改めて感じたひと時でした。

この写真が、灯籠流しの様子です。日本の灯籠流しとよく似てますよね。お家の形や花の形をした灯籠を流したりしてました。
やはり、日本と同じような願いを持って灯籠を流すんだそうです。左端にみえるのは、ネズミの船です。分かりますか?
なんと、カンボジアにも十二支があり、ほとんど日本と同じです。ただ、ひとつだけ違うのが「いのしし」が「ぶた」に変わっているだけです。たぶん、いのししは、カンボジアにはいないんだと思います。
ということで、今年の干支は、「ねずみ」。日本も「ねずみ年」でしたよね。なんか、カンボジアってほんと、日本と似てるとこ多いなーと感じてます。
11月は、プノンペンで、本戦ボートレースと花火が見れたらいいなと思ってます。(でも、すごい人だって聞いたので...、どうなることやら)

2008年10月7日火曜日

髪の毛を切りました!

なんと、カンボジアで髪の毛を切りました。しかも、今、私が住んでいる町コンポンチャムで切りました。首都のプノンペンに行けば、多少は、それなりのお店もあるでしょうが...。ここは、ちょっとこだわって、地元のお店で切ってみました。
下調べで、2軒お店を回り、安くて感じのいいほうのお店にしました。その後、同じ職場の先生に、「髪の毛切りたいんだけど、いくらぐらいで切れる?」って聞いたら、お店の人と同じくらいの値段だったので、これは大丈夫と思って、思い切って新学期に向けて髪の毛を切りに行きました。
これが、そのお店の入っている店舗の様子です。何軒か違うお店が入っています。

いざ、出陣!!って感じで、お店の中に入り、切ってもらうことに。「これぐらい切って」と髪の毛を押さえて説明しました。その後、「短くするの?」とクメール語で聞かれたので、「うん」と答えると...。ザクッ,ザクッと音がして、どんどん髪の毛が短くなっていきます。カンボジアでは、はさみではなく、かみそりで髪の毛を切ります。その時、初めて知りました(笑)だから、ちょっと切ったつもりがけっこうざっくりと切れていて、あれよあれよと言う間に、かなり短くなってしまいました。

そして、いよいよ前髪に。前髪は、ずっと伸ばして来たので、あまり切りたくなかったのですが、「ちょっと切る?」と聞かれ、「ちょっとだけね!」って言ったのにーーーーーー。
ざっくりいかれました。私の髪の毛を切ってくれた人は、「先生」と若い助手みたいな女の子から呼ばれていたので、きっと腕のいい人だとは思うのですが...。腕のいい人だったと信じたい。

で、いちお記念に写真撮っちゃいました。
使用前と使用後です。

  
    






違いが分かりますか?
周りの人の反応で、一番多いのは、「若く見える!」だそうです。
「小学生みたい」とまで言われてしまいました。それは、若い?のか...。
けっこうずっと長めだったので、こんなに短くなったのは、何年ぶりだろうと
思い出すのも難しいくらいです。

さあ、みなさん!ここで、問題です。私が切ったこの髪の毛代、いくらだったと思いますか?
1.40000リエル(1000円) 
2.2500リエル(63円) 
3.10000リエル(250円)

答えは、なんと!!!2の63円です!!!!!!
同じ職場の先生に言ったら、「私のは3000リエル(75円)よ。私の方が、高いわ。」と笑われてしまいました。で、「日本で切るといくらなの?」って聞かれたから、しっかり「35$(140000リエル=3500円)」って言ったら、すごくびっくりしてました。
私の髪の毛...63円。これは、激安髪の毛切り代、史上最高の記録になりそうです。
あっ、でも家の人に切ってもらってる子どもたちは、ただですよね。それよりは、高いかも?
とりあえず、いい思い出になったのは間違いありません。







                                  

2008年10月2日木曜日

プチュンバン(カンボジアのお盆)

9月28、29、30日は、カンボジアのお盆でした。
カンボジア語では、「プチュンバン」と言います。
日本とよく似ていて、お盆には先祖の供養のためにお寺に行きます。カンボジアの多くの人が仏教徒です。

でも、日本の仏教徒はちょっと違います。インドの仏教に近いようです。日本は、中国と似ています。


この写真は、同じ学校の先生の兄弟や友達の写真です。カンボジアのお盆がどんなのかを知りたくて、私もワット(お寺)に連れて行ってもらいました。お寺に行く時は、ご飯やお菓子をお供え物として持って行ったり、お金を寄付したりします。そして、上の服は白,下は黒っぽいものを着ていきます。女性は、スカートをはいて行きます。白と黒なのも、日本と近いですよね。

さらに、お盆には、おばあちゃん家に親戚一同が集まったりもします。これも、日本によく似てますよね。。お盆には、久しぶりに実家に帰ってきた子どもたちや孫たちが集まるって...。なので、これまた、「一緒に行く?」と誘われたので、思い切って先生の実家にお泊まりに行ってきました。

これが、おばあちゃん家の風景です。
先生の実家は、メコン川を渡った島の中にあります。ボートに10分くらい乗って、島へ渡ります。その後、バイクで20分くらい行ったところにありました。島の中は、
とってものんびりした田舎って感じのところでした。まさに、田舎のおばあちゃん家に遊びに来た!って感じでした。そして、またまたおばあちゃんがとても優しい人で、私も孫のように歓迎してくれました。(初めて会ったにも関わらず)

おばあちゃん家には、たくさんの孫たちがいました。間違いなく、20人近くはいました。でも、そのほとんどが女の子で、男の子は少ないようでした。みんなでご飯食べたり,話をしたりして夜を過ごしました。初めて日本人に会った子(中学生や高校生くらいの孫)が多かったため、かなり日本についての質問攻めでした。特に、私の目につけているコンタクトレンズにみんなびっくりしてました。「何それ?」って顔で、見られてしまいました。

次の日、家の目の前から、これまたボートに乗ってさらに小さな島のお寺に親戚一同ででかけました。家の目の前が川ってすごい!!しかも、マイボートがあるってすごい!!と感動でした。さらに、今は雨期のため、土がぬかるんでいるため、船までは裸足で行きます。さらに,少し川の中をあるいてから、船に乗り込みます。


サバイバル&ウルルンな1泊2日のプチュンバンでした。
貴重な体験をさせてもらったキムヒヤン先生に感謝です!!オークン(ありがとう)