2008年12月31日水曜日

キリングフィールド

 先週の土曜日に、キリングフィールドに行ってきました。キリングフィールドって、どんなところか分かりますか?知ってる人も多いと思いますが...。


真っ青な空に生えるこの建物の中には、たくさんの頭蓋骨が入っています。
ちょっとえげつないけど、でもカンボジアの歴史においてとても重要な場所です。
ここの場所の名前は、「Killing Field」、たくさんのカンボジアの人が殺された場所です。


その人達は全員、全く何も悪いことをしていない、殺される理由のない人達です。
1975年からの4年間、このポルポト時代にどれだけたくさんの人が殺されたことでしょう。この穴を掘らされた人がいて、そして、この穴の中に殺されて捨てられた人がたくさんいます。この穴の中だけで、400人くらい殺された人が捨てられたと書いていました。


そして、これは、子どもたちを打ち付けて殺した木です。何ももの言わぬこの木は、30年前に起こったことをちゃんと知っている木です。とても悲しい思いをしたまま、今もここに立っているのでしょうか?


さらに、この木は、人が吊るされて殺された木です。この木は、横に枝が伸びていて、人の叫び声が反響する木だそうです。この木もさっきの木と同じように、何も言いませんが、多くの人の苦しみを共にした木だと思うと...とても辛くなります。



 2009年は、ポルポト時代が終わってちょうど30年目を迎えます。30年前って、そんな昔じゃないですよね。その時代に生きていた人が、今もたくさんこのカンボジアには生きています。カンボジアに来て、これまでのカンボジアの歩んで来た歴史を少しずつ肌身で感じてきました。
 今の自分に何ができるのか?これから何ができるのか?何をしたらいいのか?
今、自分の目の前にいるカンボジアの人たちと共に生活しながら、自分に自問自答する日々です。まず、今、私ができること。それは、今自分のそばにいる人たちのために精一杯できることをやるのみです。頑張ります。


2008年12月15日月曜日

ゴム園へサイクリング


12月10日(水)は、人権の日で学校がお休みでした。そこで、同じコンポンチャムにいる日本人の隊員のメンバー3人と、ゴム園へサイクリングに行ってきました。
朝7時出発。まずは、コンポンチャムのきずな橋の上からの朝日です。

そして、これが「THEメコン河」です。雄大な流れですよね!
橋を渡ってからは、ひたすらまっすぐの道のりです。
途中、たくさんの田んぼの横を通っていきました。なんと!カンボジアは、今、まさに稲刈りの時期です。そう暑いカンボジアも、今は秋みたいです。


自転車で走ること1時間。ようやく休憩です。クメール語の先生にとてもおいしいと教えてもらっていたクイティウのお店です。クイティウとは、日本のラーメンのようです。カンボジアでは、朝ご飯にこれを食べます。噂通り、本当においしかったです。おいしいお店を象徴するかのように、たくさんのお客さんがいました。

そして、さらに自転車を走らせること1時間。やっと目的地のゴム園に到着です。
受付でに行って手続きをすれば。「カスタマー」の名札をもらえ、自由に見学ができます。

これが、最初のゴムの原料です。始めは、白いんだーと感動。
しかも、ふわふわしていておいしそう?って、食べ物ではありません。
そこから、はんぺんみたいに固めて、それをさらにつぶしたり、焼いたり、圧縮したりして、最終的にゴムになります。そこまでの工程をずっと見学させてもらいました。
工場の人はみんな優しく、見ていると、必ずその工程でゴムになりかけのものをちぎって渡してくれました。せっかくなので、ゴムになるまでの工程として、全て持って帰ってきましたが...。あまり役には立ちそうにありませんが...。
私の後ろのプールのようなものが、はんぺんみたいに固める場所です。
そして、この下の木がゴムの木です。白い物がゴムの原料です。
帰りも約2時間、自転車をこいで帰りました。私は、この日のために、マウンテンバイクを買いました。でも、子供用なので、タイヤが小さくちょっと進むのがイメージより遅いですが。
それでも、ギアがあるので、坂道はとても楽でした。
そして、しっかりジャージを着て、ポカリスエットを持って、完璧なサイクリング準備をして望みました。たぶん距離にして片道20キロくらいだったんではないかと思います。往復40キロ。車やバイクで行けば、30分〜40分の距離でしょうが、自転車では約2時間かかりました。
でも、とてもいい汗をかきました。任地コンポンチャムでのいい思い出
となりました。新しい自転車の写真を自分で撮ってなくて、アップできないのが残念です。次回のサイクリングでは、ぜひ!!












2008年12月3日水曜日

三日月と金星&木星

12月1日の夜、きれいな三日月とピカピカ光る2つの星を見つけました。カンボジアの人達も大騒ぎしていました...まるでスマイルフフェイス(笑っている顔)みたいだと...。

その日は、同じ学校にボランティアで来ていたアメリカ人の友達のさよならパーティだったため、彼女の家の2階から見ました。でも、残念なことに、その時カメラを持っていっておらず、その日は写真を撮ることができませんでした。

そして、昨日、12月2日。2つの光る星は、曇りがちではっきりと見ることができませんでしたが、きれいな三日月が見えました。なので、三日月だけ写真に収めました。とってもきれいでした。


スマイルフェイスの星と月のことを友達に話してたら、彼女から写真を撮ってメールで送ってきてくれました。そして、彼女は、しっかりと2つの星と三日月を見ることができたと。私はコンポンチャムに住んでますが、彼女はプノンペンに住んでます。

その写真を見て、そして、もう一度、外に出て星と月を見ていたら...。ふっと、これはもしかして?と、ひらめきました。あまりに光っている2つの星...、そのことを、インターネットで調べてみると...。すると、なんと、12月1日に、木星と金星と三日月が接近した!ということが判明しました。でも、それは、日本での話でしたが、間違いなく、カンボジアも同じように見えました。ただ、時間が夕方ではなく、8時頃でしたが。


これが、インターネットに載っていた図です。2つの木星と金星がまるで目のようで、三日月が口のようです。そういえば、日本でも宵の明星といって、夕方きれいな金星をよく見かけていたのを思い出しました。カンボジアでも、当たり前ですが、見えるんだーと、なんか感動してしまいました。すごーく嬉しかったです。

金星と月は、12月31日にも、また接近するそうです。大晦日に接近するなんて、なんかいいですよね。2008年最後のプレゼントって感じで。
日本では、紅白歌合戦見る前に、月と金星見るってのもいいですよね。
私は、大晦日、カンボジアでどう過ごしているのでしょうか?でも、必ずチェックします。

カンボジアも秋

カンボジアにも秋があるって知りませんでした。そういえば、日本にいるころ、少しだけ寒くなる時期があるって聞いたことがあったことを思い出しました。



これは、今、私が活動中の学校から見えたカンボジアの空です。なんと、うろこ雲がみえます。11月の終わりから、夜から明け方にかけてとても涼しくというより、寒くなりました。それでも、20度くらいでしょうか。
でも、ほんとに寒くて風邪引いてる人がたくさんいます。私も、今日は、ちょっとだけ鼻風邪ひいたみたいです。
あと、朝起きるのがつらくなりました。それを、カンボジアの人に言うと、そうそうって言ってました。日本でも、寒くなると布団から出るのが辛くて、ついつい朝寝坊してしまいますよね。それと、同じ状況だそうです。そう言えば,私が最近、ついつい二度寝してしまいなかなか起きれなかったのは、そのせいか...なんて、改めて、カンボジアの秋?冬?を実感してしまいました。
でも、この寒さも、残念ながら長くは続かないようです。雨期も終わり、寒い時期が半月くらいたったら、乾季に入り、暑い暑い季節が続くそうです。そう、もうすぐまた夏です!


2008年11月26日水曜日

コンサート in コンポンチャム


11月25日(水)の夜、コンポンチャムでコンサートがありました。コンサートと言っても、どこかの企業がスポンサーとなって開催している音楽&お笑いコンサートで、誰でも無料で入れます。
私の家のすぐ近くに、サッカーなどの試合を行うスタジアムがあり、そこにステージを開設し、さらに、観覧車風&メリーゴーランド風の乗り物を設置したり、出店がたくさんでたりしました。



これは、ダーツを風船に当てるお店です。3本で500リエル(12.5円)もあれば、1本で1000リエル(25円)もあります。1本のダーツの値段が高いものは、1本でも当たれば、お店の前に並んでいる商品をどれでももらえます。さっそく,私もチャレンジしてみました。


私は、3本セットの分をやりました。2本まで当たりましたが、残念なことに最後の1本が当たりませんでした。3本セットは、全て当たらないといけないため、おまけの一口サイズゼリーをもらいました。なかなかうまくいきませんね。でも、一緒に行った友達は1本勝負で見事当て、ウイスキーをもらってました。いいなー。

そして、なぜか吸い込まれるように、メリーゴーランド風の大人も乗れるバイク編に乗り、さらには、観覧車風の乗り物にも乗ってしまいました。どちらも、必要以上にぐるぐると回り、乗り終わったあとは、気持ち悪くなってしまいました...。でも、楽しかったです。


観覧車風の乗り物から見える下界の景色です。あまりにぐるぐる回り過ぎてうまく撮れませんでしたが...。日本のように窓もガラスもついてません。すごいぞ!カンボジア。

このコンサートは、乾季に入ってからは、何ヶ月かに一度やってくるそうです。娯楽の少ないカンボジアでは、みんなとっても楽しみにしているようです。会場は、たくさんの人であふれていました。

2008年11月21日金曜日

海に行ってきました!

 先週は、カンボジアは、「水祭り」という大型連休でした。独立記念日とあわせて、ほぼ丸々1週間がお休みというまるで日本のGWのような連休でした。そこで、私は、かねてからぜひ行きたかったシハヌークビルに行ってきました。もちろん、、、一番の目的は、海です。

国道4号線という道を、バスでひたすら走って片道4時間。いつものコンポンチャムに向かう道とは雰囲気が全然違いました。シハヌークに近づけば近づくほど、海!!南国!!って感じがしました。日本で言うと、沖縄に来たみたいな感じです。それだけでも、テンションがあがってしまいました。


到着したその日は、とってもきれいな満月の日でした。しかも、海の近くなので、お刺身も食べられます。一緒に行った友達は、それが目的でした。久しぶりのお刺身にも、テンションがあがりまくりでした。
そして、いよいよ次の日、楽しみにしていたカンボジア初ダイビングです。しかし、残念ながら、その日は風が強く近くの島に行ってシュノーケルをすることになりました。まず、無人島の島に船で行って、シュノーケル。
そして、お昼ごはん。こんな感じの島で、まったりカレーを食べました。

 海は、とってもきれいでした。シハヌークが大好きになりました。
また、ぜひ行こうと思います。












2008年11月17日月曜日

小学校見学!

少し前の話になりますが、11月8日(土)に、私の住む町コンポンチャムの州都から少し離れた町プレイトートンという所の小学校の見学に行ってきました。
私の一緒に活動している先生が、そこの小学校の視察に行くとのことだったので、ついて行かせてもらいました。
1つ目の小学校は、小さな田舎の小学校でした。各学年1クラスずつの学校でした。田舎の子どもたちだったからでしょうか?外国人の私のことを、少し怖がっている感じがしました。

カンボジアの学校では、教科書をノートに写していく
授業が多いような気がしました。この写真の女の子が書いてるように...。
だからでしょうか、みんなノートを写すのはとても上手です。
きれいに書いています。




これは、3年生の教室です。自分の名前を黒板の小
さいやつに書いて、見せてくれました。3年生までは、ノートを使わず、こんな小さな黒板を使って勉強しているようです。






教室の雰囲気は、こんな感じです。
教室には、いろんな掲示物がしてありました。日本の学校と同じなんだなーなんて感じながら見ていました。
ただ、日本との大きな違いは、机や椅子が一人一つずつではない、電気がない(教室が暗い)ということかな?






そして、2校目。ここの小学校は、町の中心の小学校のようでとても大きな学校でした。そして、校庭には、こんなブランコもありました。休み時間になると、子どもたちが、わぁーと走りだして外に遊びに出ていたのは、日本とまったく同じだーと感じました。



これは、1年生の教室です。
最初は、ちょっとおとなしかったのに...、途中から、みんなわぁーとなって、カメラを向けると,こんなふうになっちゃいました。
ぼくも、わたしもーーーー、みたいに、みんな寄ってきてくれました。やっぱり1年生は、かわいいね。




最後に、校庭で、ゴム跳びをして遊んでいた子たちととっても仲良しになって帰ってきました。
この子たちは、5年生で、担任の先生が今日はお休みだから、授業がない!とのこと。いいのか?それで??と思いましたが。
とりあえず、私も、ゴム跳びに参加。少し背が高い分、高いゴムを飛べたから、みんなが「すごい!」とほめてくれました。
それでいい気になって、頑張って何回も跳んで遊んでました。


最後に、みんなで記念撮影。とっても人なつっこい子どもたちでした。
やっぱり、子どもたちってどこの国でもかわいいなーと改めて感じた一日でした。

2008年11月5日水曜日

お気に入りのもの

カンボジアに来て4ヶ月が過ぎました。ずいぶんとこちらの生活にも慣れてきたせいか...、ブログの更新する内容がみあたらなくもなってきました。新鮮みがなくなったってことかな?(笑)
そこで、今回は、私の今お気に入りのものを紹介します。と言っても,全然たいしたものではなく、日常の中でみかける?口にする?ものです。

その1 まずは、こんな自然いっぱいのカンボジア!!









その2 カンボジアの空

これは、早朝のプノンペンの朝焼けです。朝5時45分頃です。カンボジアには、工場などがほとんどないため、空は、とてもきれいです。朝日や夕日を見るのが、とても楽しみです。





その3 焼き飯
カンボジアには、「バイチャー」「ミーチャー」と言って、「焼き飯」「焼きそば」があります。この写真は、バイチャーのほうです。しかも、プノンペンの中国系のお店のものなので、ちょっとおしゃれです。だって、奥にあるつけあわせのあげもののケチャップがハートですから。さらに、ご飯に、たれもかかってるし。いつも、私が食べるものは、本当にシンプルで,でもすごくおいしいです。3000リエルくらいで食べれます。そう75円くらいです。安っ!!

その4 ケンタッキー
カンボジアには、マックもセブンイレブンも、ファミマもミニストップもありません。ただ、唯一、ケンタッキーだけがあります。このケンタッキーも今年できたばかりのものです。
ファーストフード大好きな私しては、さっそくケンタッキーへ。
なんと、まったく日本で食べるケンタッキーと同じ味がするではありませんか!!感動!!!ただ、残年なのは、スコーンではなくパンだということです。あと、ご飯がのってるやつもあります。パンバージョンか、ライスバージョンかを選べます。
付け合わせのサラダも、とってもおいしかったです。
さて、値段ですが...。このセットで、3.1ドル(300円)です。カンボジアの一般の人々にしたら少し高い値段です。でも、プノンペンのケンタッキーには、たくさんのカンボジアの若者がいました。日本と似てますね。

その5 お花

カンボジアにも、お花屋さんがあるーーーってこの前、感動しました。しかも、こんなふうにアレンジメントしてるやつも...。観葉植物屋さんは、家の近所にもあるので、あるのを知っていましたが...。けっこう、カンボジアの人は、家の前に観葉植物を飾っています。そして、こんな風に、新鮮なお花もおいてありました。普段は、きっとお寺やお墓にお供えするものも多いのでしょうが...。こんな風にお花があれば、誕生日にお花をもらえるとうれしいですよね!!

以上、ネタが尽きたので、最近のお気に入りを紹介してみました。また、第2弾も紹介したいと思います。

2008年10月24日金曜日

理科室&算数の授業

私の所属するコンポンチャム小学校教員養成校にも、やっと理科室ができました!とはいえ、まだ臨時の教室です。これから、新しい教室が立つようで、それができるまでの間の教室です。
なんと、図書館の会議室みたいだったところをもらいました。
だから、奥の方は、図書館になってます。

でも、椅子や机は、新しい真っ白のものを入れてもらいました。(ベルギーの支援だとか)あわせて、この10月に、JICAから実験道具もたくさん買ってもらいました。
まだ、整理途中なのですが...。
これで、いちいち理科の実験道具を持ち運ばなくてもよくなりました。あと、グループ学習もとてもやりやすくなりました。私は、毎日のように教室の掃除をしています。頑張って、はやく教室を整理したいと思います。

それから、10月の新学期にあわせて、算数も少し教え始めました。
ちょうど今の単元が、正方形のところだったので、三角定規や分度器、コンパスを使って正方形を描く授業をさせてもらいました。

これも、JICAから買ってもらったものです。
さて、学校の学生に正方形を描いてもらったら、意外にも、みんなあまり三角定規や分度器を使い慣れていないのにびっくり。
日本では、図形の学習の時、1ミリでも1度でも違うと、バツ(×)をされてしまいますが、カンボジアの国民性でしょうか?きっちり描くということに慣れていない気がしました。
逆に、日本できっちり教えていることの素晴らしさにも気づかされました。
どっちがいい悪いではありませんが、答えは一つしかない算数のよさがそこにあるようなきがします。(きっちり描くところに...)

ということで、10月の新学期から何かと忙しい毎日を送ってます。カンボジアに来て、少しは、ゆっくりできるかなーなんて考えてたことが...。
まあ、でも今の私の目標は、「カンボジアの人のために、どれだけ役に立てるか!」なので、とにかく精一杯がんばります!!!!

2008年10月17日金曜日

ボートレース&灯籠流し

10月14日(火)きれいな満月の日でした。
その日、私の住む町コンポンチャムでは、メコン川で、お昼にボートレース、夜には灯籠流しが行われました。
ちょうど、お昼休みの時間に行われたボートレース。長いボートに40人ぐらいの人が乗り込み、ボート競争をします。このボートレースは、地方予選です。この予選で勝ったチームが、11月11日から3日間の間の水祭りの期間に,決勝戦が行われ,カンボジアの一番強いボートチームが決まるそうです。
残念ながら、お昼休みだったので、カメラを持ち合わせてなくて写真を撮ることができませんでしたが...。とにかく、川沿いは,お祭りムードでした。車やバイク、自転車などが入れないよう交通規制をしており、たくさんの出店が出ていました。
まさに、日本の花火大会のような雰囲気でした。
また、ボートのチームは、同じ職場の人たちが出ていたりして,その応援にも熱が入っていたようで、とっても楽しそうでした。ちなみに、私も、どこか分からないチームでも、ついつい熱が入ってしまって、熱い応援をしてしまいました。


そして、その日の夜は、同じくメコン川で灯籠流しがありました。同じ学校の先生に連れて行ってもらいました。昼間と同じく、川沿いには、たくさんの出店。そして、たくさんの人。
私たちは、「きずな(絆)橋」の上から灯籠流しを見学しました。この写真は、その橋の上から撮った写真です。
右端に見えるのは、なんと観覧車です!でも、日本のと違って、ガラスなどのない吹きさらしの観覧車です。大きさもそんな大きくないのですが。しかし、きれいにイルミネーションが見えるところは、すごいですよね。さすが、コンポンチャム。少し、都会的な香りがします。そして、何より楽しかったのは、花火です。
日本の花火大会のように、バンバンあがりませんが、時々忘れた頃に、バーンとあがってくる花火に思わず、周りにいた小学生と一緒になって「ウォーーーーー」と叫んでしまっていました。日本で、「夏」と言えば、「花火大会」です。今年は、見れないなーとちょっと残念がっていたのですが...何と,カンボジアでもみれるではないか!!と感動でした。
ちなみに、私があまりにも興奮して叫んでいたので、それを見ていた同じ学校の先生は、大笑いしすぎてお腹が痛いとまで言ってました。そして、自分で気がついたのですが、やはり、私のテンションは、小学生並だと。だって、周りで大きな声で叫んでいたのは、私とその周りの小学生ぐらいでしたから...。どこの国でも、小学生のテンションは変わらないんだなと思ったし、同じように楽しめて、やっぱ子供っていいなーと改めて感じたひと時でした。

この写真が、灯籠流しの様子です。日本の灯籠流しとよく似てますよね。お家の形や花の形をした灯籠を流したりしてました。
やはり、日本と同じような願いを持って灯籠を流すんだそうです。左端にみえるのは、ネズミの船です。分かりますか?
なんと、カンボジアにも十二支があり、ほとんど日本と同じです。ただ、ひとつだけ違うのが「いのしし」が「ぶた」に変わっているだけです。たぶん、いのししは、カンボジアにはいないんだと思います。
ということで、今年の干支は、「ねずみ」。日本も「ねずみ年」でしたよね。なんか、カンボジアってほんと、日本と似てるとこ多いなーと感じてます。
11月は、プノンペンで、本戦ボートレースと花火が見れたらいいなと思ってます。(でも、すごい人だって聞いたので...、どうなることやら)

2008年10月7日火曜日

髪の毛を切りました!

なんと、カンボジアで髪の毛を切りました。しかも、今、私が住んでいる町コンポンチャムで切りました。首都のプノンペンに行けば、多少は、それなりのお店もあるでしょうが...。ここは、ちょっとこだわって、地元のお店で切ってみました。
下調べで、2軒お店を回り、安くて感じのいいほうのお店にしました。その後、同じ職場の先生に、「髪の毛切りたいんだけど、いくらぐらいで切れる?」って聞いたら、お店の人と同じくらいの値段だったので、これは大丈夫と思って、思い切って新学期に向けて髪の毛を切りに行きました。
これが、そのお店の入っている店舗の様子です。何軒か違うお店が入っています。

いざ、出陣!!って感じで、お店の中に入り、切ってもらうことに。「これぐらい切って」と髪の毛を押さえて説明しました。その後、「短くするの?」とクメール語で聞かれたので、「うん」と答えると...。ザクッ,ザクッと音がして、どんどん髪の毛が短くなっていきます。カンボジアでは、はさみではなく、かみそりで髪の毛を切ります。その時、初めて知りました(笑)だから、ちょっと切ったつもりがけっこうざっくりと切れていて、あれよあれよと言う間に、かなり短くなってしまいました。

そして、いよいよ前髪に。前髪は、ずっと伸ばして来たので、あまり切りたくなかったのですが、「ちょっと切る?」と聞かれ、「ちょっとだけね!」って言ったのにーーーーーー。
ざっくりいかれました。私の髪の毛を切ってくれた人は、「先生」と若い助手みたいな女の子から呼ばれていたので、きっと腕のいい人だとは思うのですが...。腕のいい人だったと信じたい。

で、いちお記念に写真撮っちゃいました。
使用前と使用後です。

  
    






違いが分かりますか?
周りの人の反応で、一番多いのは、「若く見える!」だそうです。
「小学生みたい」とまで言われてしまいました。それは、若い?のか...。
けっこうずっと長めだったので、こんなに短くなったのは、何年ぶりだろうと
思い出すのも難しいくらいです。

さあ、みなさん!ここで、問題です。私が切ったこの髪の毛代、いくらだったと思いますか?
1.40000リエル(1000円) 
2.2500リエル(63円) 
3.10000リエル(250円)

答えは、なんと!!!2の63円です!!!!!!
同じ職場の先生に言ったら、「私のは3000リエル(75円)よ。私の方が、高いわ。」と笑われてしまいました。で、「日本で切るといくらなの?」って聞かれたから、しっかり「35$(140000リエル=3500円)」って言ったら、すごくびっくりしてました。
私の髪の毛...63円。これは、激安髪の毛切り代、史上最高の記録になりそうです。
あっ、でも家の人に切ってもらってる子どもたちは、ただですよね。それよりは、高いかも?
とりあえず、いい思い出になったのは間違いありません。







                                  

2008年10月2日木曜日

プチュンバン(カンボジアのお盆)

9月28、29、30日は、カンボジアのお盆でした。
カンボジア語では、「プチュンバン」と言います。
日本とよく似ていて、お盆には先祖の供養のためにお寺に行きます。カンボジアの多くの人が仏教徒です。

でも、日本の仏教徒はちょっと違います。インドの仏教に近いようです。日本は、中国と似ています。


この写真は、同じ学校の先生の兄弟や友達の写真です。カンボジアのお盆がどんなのかを知りたくて、私もワット(お寺)に連れて行ってもらいました。お寺に行く時は、ご飯やお菓子をお供え物として持って行ったり、お金を寄付したりします。そして、上の服は白,下は黒っぽいものを着ていきます。女性は、スカートをはいて行きます。白と黒なのも、日本と近いですよね。

さらに、お盆には、おばあちゃん家に親戚一同が集まったりもします。これも、日本によく似てますよね。。お盆には、久しぶりに実家に帰ってきた子どもたちや孫たちが集まるって...。なので、これまた、「一緒に行く?」と誘われたので、思い切って先生の実家にお泊まりに行ってきました。

これが、おばあちゃん家の風景です。
先生の実家は、メコン川を渡った島の中にあります。ボートに10分くらい乗って、島へ渡ります。その後、バイクで20分くらい行ったところにありました。島の中は、
とってものんびりした田舎って感じのところでした。まさに、田舎のおばあちゃん家に遊びに来た!って感じでした。そして、またまたおばあちゃんがとても優しい人で、私も孫のように歓迎してくれました。(初めて会ったにも関わらず)

おばあちゃん家には、たくさんの孫たちがいました。間違いなく、20人近くはいました。でも、そのほとんどが女の子で、男の子は少ないようでした。みんなでご飯食べたり,話をしたりして夜を過ごしました。初めて日本人に会った子(中学生や高校生くらいの孫)が多かったため、かなり日本についての質問攻めでした。特に、私の目につけているコンタクトレンズにみんなびっくりしてました。「何それ?」って顔で、見られてしまいました。

次の日、家の目の前から、これまたボートに乗ってさらに小さな島のお寺に親戚一同ででかけました。家の目の前が川ってすごい!!しかも、マイボートがあるってすごい!!と感動でした。さらに、今は雨期のため、土がぬかるんでいるため、船までは裸足で行きます。さらに,少し川の中をあるいてから、船に乗り込みます。


サバイバル&ウルルンな1泊2日のプチュンバンでした。
貴重な体験をさせてもらったキムヒヤン先生に感謝です!!オークン(ありがとう)