2008年12月31日水曜日

キリングフィールド

 先週の土曜日に、キリングフィールドに行ってきました。キリングフィールドって、どんなところか分かりますか?知ってる人も多いと思いますが...。


真っ青な空に生えるこの建物の中には、たくさんの頭蓋骨が入っています。
ちょっとえげつないけど、でもカンボジアの歴史においてとても重要な場所です。
ここの場所の名前は、「Killing Field」、たくさんのカンボジアの人が殺された場所です。


その人達は全員、全く何も悪いことをしていない、殺される理由のない人達です。
1975年からの4年間、このポルポト時代にどれだけたくさんの人が殺されたことでしょう。この穴を掘らされた人がいて、そして、この穴の中に殺されて捨てられた人がたくさんいます。この穴の中だけで、400人くらい殺された人が捨てられたと書いていました。


そして、これは、子どもたちを打ち付けて殺した木です。何ももの言わぬこの木は、30年前に起こったことをちゃんと知っている木です。とても悲しい思いをしたまま、今もここに立っているのでしょうか?


さらに、この木は、人が吊るされて殺された木です。この木は、横に枝が伸びていて、人の叫び声が反響する木だそうです。この木もさっきの木と同じように、何も言いませんが、多くの人の苦しみを共にした木だと思うと...とても辛くなります。



 2009年は、ポルポト時代が終わってちょうど30年目を迎えます。30年前って、そんな昔じゃないですよね。その時代に生きていた人が、今もたくさんこのカンボジアには生きています。カンボジアに来て、これまでのカンボジアの歩んで来た歴史を少しずつ肌身で感じてきました。
 今の自分に何ができるのか?これから何ができるのか?何をしたらいいのか?
今、自分の目の前にいるカンボジアの人たちと共に生活しながら、自分に自問自答する日々です。まず、今、私ができること。それは、今自分のそばにいる人たちのために精一杯できることをやるのみです。頑張ります。


2008年12月15日月曜日

ゴム園へサイクリング


12月10日(水)は、人権の日で学校がお休みでした。そこで、同じコンポンチャムにいる日本人の隊員のメンバー3人と、ゴム園へサイクリングに行ってきました。
朝7時出発。まずは、コンポンチャムのきずな橋の上からの朝日です。

そして、これが「THEメコン河」です。雄大な流れですよね!
橋を渡ってからは、ひたすらまっすぐの道のりです。
途中、たくさんの田んぼの横を通っていきました。なんと!カンボジアは、今、まさに稲刈りの時期です。そう暑いカンボジアも、今は秋みたいです。


自転車で走ること1時間。ようやく休憩です。クメール語の先生にとてもおいしいと教えてもらっていたクイティウのお店です。クイティウとは、日本のラーメンのようです。カンボジアでは、朝ご飯にこれを食べます。噂通り、本当においしかったです。おいしいお店を象徴するかのように、たくさんのお客さんがいました。

そして、さらに自転車を走らせること1時間。やっと目的地のゴム園に到着です。
受付でに行って手続きをすれば。「カスタマー」の名札をもらえ、自由に見学ができます。

これが、最初のゴムの原料です。始めは、白いんだーと感動。
しかも、ふわふわしていておいしそう?って、食べ物ではありません。
そこから、はんぺんみたいに固めて、それをさらにつぶしたり、焼いたり、圧縮したりして、最終的にゴムになります。そこまでの工程をずっと見学させてもらいました。
工場の人はみんな優しく、見ていると、必ずその工程でゴムになりかけのものをちぎって渡してくれました。せっかくなので、ゴムになるまでの工程として、全て持って帰ってきましたが...。あまり役には立ちそうにありませんが...。
私の後ろのプールのようなものが、はんぺんみたいに固める場所です。
そして、この下の木がゴムの木です。白い物がゴムの原料です。
帰りも約2時間、自転車をこいで帰りました。私は、この日のために、マウンテンバイクを買いました。でも、子供用なので、タイヤが小さくちょっと進むのがイメージより遅いですが。
それでも、ギアがあるので、坂道はとても楽でした。
そして、しっかりジャージを着て、ポカリスエットを持って、完璧なサイクリング準備をして望みました。たぶん距離にして片道20キロくらいだったんではないかと思います。往復40キロ。車やバイクで行けば、30分〜40分の距離でしょうが、自転車では約2時間かかりました。
でも、とてもいい汗をかきました。任地コンポンチャムでのいい思い出
となりました。新しい自転車の写真を自分で撮ってなくて、アップできないのが残念です。次回のサイクリングでは、ぜひ!!












2008年12月3日水曜日

三日月と金星&木星

12月1日の夜、きれいな三日月とピカピカ光る2つの星を見つけました。カンボジアの人達も大騒ぎしていました...まるでスマイルフフェイス(笑っている顔)みたいだと...。

その日は、同じ学校にボランティアで来ていたアメリカ人の友達のさよならパーティだったため、彼女の家の2階から見ました。でも、残念なことに、その時カメラを持っていっておらず、その日は写真を撮ることができませんでした。

そして、昨日、12月2日。2つの光る星は、曇りがちではっきりと見ることができませんでしたが、きれいな三日月が見えました。なので、三日月だけ写真に収めました。とってもきれいでした。


スマイルフェイスの星と月のことを友達に話してたら、彼女から写真を撮ってメールで送ってきてくれました。そして、彼女は、しっかりと2つの星と三日月を見ることができたと。私はコンポンチャムに住んでますが、彼女はプノンペンに住んでます。

その写真を見て、そして、もう一度、外に出て星と月を見ていたら...。ふっと、これはもしかして?と、ひらめきました。あまりに光っている2つの星...、そのことを、インターネットで調べてみると...。すると、なんと、12月1日に、木星と金星と三日月が接近した!ということが判明しました。でも、それは、日本での話でしたが、間違いなく、カンボジアも同じように見えました。ただ、時間が夕方ではなく、8時頃でしたが。


これが、インターネットに載っていた図です。2つの木星と金星がまるで目のようで、三日月が口のようです。そういえば、日本でも宵の明星といって、夕方きれいな金星をよく見かけていたのを思い出しました。カンボジアでも、当たり前ですが、見えるんだーと、なんか感動してしまいました。すごーく嬉しかったです。

金星と月は、12月31日にも、また接近するそうです。大晦日に接近するなんて、なんかいいですよね。2008年最後のプレゼントって感じで。
日本では、紅白歌合戦見る前に、月と金星見るってのもいいですよね。
私は、大晦日、カンボジアでどう過ごしているのでしょうか?でも、必ずチェックします。

カンボジアも秋

カンボジアにも秋があるって知りませんでした。そういえば、日本にいるころ、少しだけ寒くなる時期があるって聞いたことがあったことを思い出しました。



これは、今、私が活動中の学校から見えたカンボジアの空です。なんと、うろこ雲がみえます。11月の終わりから、夜から明け方にかけてとても涼しくというより、寒くなりました。それでも、20度くらいでしょうか。
でも、ほんとに寒くて風邪引いてる人がたくさんいます。私も、今日は、ちょっとだけ鼻風邪ひいたみたいです。
あと、朝起きるのがつらくなりました。それを、カンボジアの人に言うと、そうそうって言ってました。日本でも、寒くなると布団から出るのが辛くて、ついつい朝寝坊してしまいますよね。それと、同じ状況だそうです。そう言えば,私が最近、ついつい二度寝してしまいなかなか起きれなかったのは、そのせいか...なんて、改めて、カンボジアの秋?冬?を実感してしまいました。
でも、この寒さも、残念ながら長くは続かないようです。雨期も終わり、寒い時期が半月くらいたったら、乾季に入り、暑い暑い季節が続くそうです。そう、もうすぐまた夏です!